COLUMN

卒業袴いつ決めるのがベスト?

2023.01.04

卒業式

卒業式に袴を着たい! 決めるタイミングはいつがベスト?

華やかでありながら厳かな雰囲気が漂う袴姿。
ハレの日には袴を着用したい!と、憧れている方もいるのではないでしょうか。
卒業式に袴で出席したいと思ったら、いつ頃決めたらいいの?
本記事では、レンタル袴をいつ検討・申し込みすべきか、そもそも袴とは何か、
なぜ卒業式に着るのかなどについて紹介します。

【決めるタイミングはいつがいい?】


卒業式の袴を決めるベストタイミングは、卒業年度の5~6月。
受験勉強も本格化する前ということで、じっくり検討した上で好きな袴を選べるため、
おすすめの時期です。
袴は卒業シーズンの3月に一斉にレンタルされます。
卒業式の日程も近いことが多いため、
間近になってからでは好みの袴が選べないことも…。
ほとんどの方が卒業年度(高校3年生、大学4年生)になってから、袴を検討し始めます。
レンタル予約は8~9月頃に最初のピークを迎え、その後は徐々に増加します。
年明け以降は混み合う上、受験で多忙のため慌ただしくなりがちです。
袴レンタルの検討・申し込みは、余裕のある早い時期、
「卒業年度の5月」には動き出しましょう!

【そもそも袴って?】


現代では卒業式以外で見かけることの少ない袴。
そもそも袴とはどういったもので、どんな歴史があるのでしょうか?
●袴とは
 袴とは着物の一種で、腰から下を覆うゆるやかな衣服です。
 卒業式の袴姿は振袖と袴を組み合わせたスタイルで、
「袴」は下半身の着物のみを指します。
●袴の種類
 袴には大きく分けて2種あります。
 ○馬乗袴(うまのりばかま)
 股が分かれている、ズボンやキュロットスカートのような袴。
 馬に跨りやすいよう、裾部分の広がりを抑えて足さばきをよくしたデザインです。
 武士や侍を中心に普及し、現在でも剣道などの武道で使用するのはこの馬乗袴。
 主に男性が着用する袴で、現代の礼装としても使用されています。

 2、行灯袴(あんどんばかま)
 馬乗袴のように中に仕切りがない、ロングスカートのような形状の袴。
女袴とも呼ばれます。
 明治時代に女学生の制服として開発された、比較的新しい袴です。
 スカートのような見た目どおりの履き心地で、お手洗いの際も馬乗袴より便利。
 現代女性が和の正装として着用する袴のイメージは、この行灯袴です。
●袴の歴史
 袴はいつから存在し、どんな歴史があるのでしょうか?
 ○古墳時代
 袴の歴史は古く、なんと古墳時代にはすでに原型がありました。
 ○奈良・平安時代
 宮廷に仕える身分の高い女性のみが
「十二単(じゅうにひとえ)」の一部として袴を着用していました。
 十二単というときらびやかな上半身に注目しがちですが、
下半身の着物は長い袴です。

 ○平安時代末期から江戸時代末期
 武家社会では、武士の礼服として袴が着用されていました。
 江戸時代に女性は袴を禁じられ、宮廷の女官のみが袴姿を許されていました。

 ○明治時代
 女子教育が盛んになり、東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大学)などが次々に創設されます。  椅子に座って勉強する際、着物に帯では着崩れやすく不便ということで、政府が女学生に袴を着用させました。  その後、袴着用が禁止されたり和装に戻ったりと紆余曲折を経て、明治30年頃から女学生の制服としてスカート型の「行灯袴」が普及。  上流階級の女学校から、徐々に一般の学校の制服にも採用されていきました。  この頃の女学生ファッションのトレンドは、   ・袴:海老茶色(紫がかった濃い赤茶色)の行灯袴   ・足元:革靴   ・ヘアスタイル:額の髪を前に突き出すように結った庇髪(ひさしがみ)   ・ヘアアクセサリー:大きなリボン  で、いわゆる「はいからさん」スタイルが流行。「女学生=袴」のファッションが確立しました。   ※「ハイカラ」とは「hign collar(丈の高い襟)」の略で、目新しく洗練されている様子のこと。   明治時代、西洋文化を好むしゃれた人々がハイカラーのシャツを着ていたのが由来とされます。  袴姿でさっそうと歩き、自転車に乗って学校に通う女性は、当時のファッションリーダー。  袴の腰紐を高い位置にするなど、個々におしゃれの工夫も凝らしていたようです。  ○大正時代・昭和  洋装が増え、女学校の制服も袴からセーラー服やジャンパースカートへ変わっていきました。  この後、袴を日常的に着用することはほとんどなくなります。

【なぜ卒業式で袴を着用?】

戦後、高度経済成長期に入った頃には、学生が袴を着る文化はほぼなくなりました。 なぜ現代、卒業式の正装として着るようになったのでしょうか? 諸説ありますが、1987年に女優・歌手の南野陽子さんが主演した映画『はいからさんが通る』(東映作品)がきっかけの一つといわれています。 主人公は大正時代の女学生で、1970年代の大ヒット漫画が原作。勉学に恋愛に一所懸命なヒロイン「はいからさん」を中心としたラブコメディです。 当時のトップアイドル・南野陽子さんが女学生の袴スタイルで映画や歌番組などに出演したため、あこがれた数人の女子大生が卒業式に袴で出席。 以後、「卒業式に袴」が全国的に広まったようです。 急速に浸透した背景には、袴が「高等教育を受ける女性の象徴」であり、歴史的にも「高貴な女性にのみ許された着物」であったこと、そして卒業式の厳かな雰囲気にふさわしい印象を与える和装であることも影響しているでしょう。 卒業式の袴姿に魅力を感じる人が自然と増え、定着していきました。

【自分らしい袴スタイルで卒業式に出席しよう!】

古い歴史と、「憧れの女学生」というイメージを併せ持つ袴。 卒業式には絶対に袴!という方がいらっしゃるのも納得です。 卒業式に素敵な袴を着たいと思ったら、卒業年度の5~6月には検討&レンタル予約がおすすめ。 サプラサプラでは、ニーズに合わせた卒業式袴レンタルプランを3種ご用意しております。 衣装レンタルから美容、記念写真まで全てお任せ。人生の節目を華やかに彩るお手伝いをいたします。 ぜひ「はいからさん」のような自分らしい袴スタイルを見つけにきてください。 人生に一度のハレの日、とびっきり美しい袴姿で臨みましょう!

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